■導入する側で気をつけるべきことを知りたい! |
TOPへ |
|
|
3.業務に詳しいメンバーをプロジェクトメンバーに入れる |
|
これはプロジェクト体制における留意点です。
システム導入において、システム構築のプロのシステム会社に依頼をするのだから、あとは
任せておけば大丈夫と考えるのは危険です。
「パッケージか?自社の業務に合わせたシステムか?」でも書きましたが自社システムの構築
は住宅で言えば「注文住宅」です。
その過程において、十分作り手と話をし要望を伝え、確認をしていく必要があります。
そして、そのためにシステムを導入する側の担当者としては現場をよく知っており、
社内においてリーディングできる要員とすることが重要です。
えてしてそういった方はその会社や部署においてエースの方のため、その人が抜けると業務に
支障がでるということで、若手メンバーが送り込まれたり、あるいは兼務といった形での
アサインとなるケースを多く見てきました。
しかし、今作ろうとしているのは自社の業務を支えるシステムの導入であり企業における動脈
に当たります。
そのためには、
・業務に精通しており要望を明確に伝えること
・全てシステム機能で実装するのではなく、業務のやり方や体制の変更をあわせて検討を
した方が本来の「目的」の達成にはベストである場合、そういったことに対し、社内の
調整が出来るスキルと権限を持っていること
は非常に重要な要素です。
確かに、そういった要員が現場作業から一時的とはいえ抜けることで、支障がでることもあります。
しかし、仮にその間、業務に支障が出たとしてもシステム導入のための数ヶ月間です。
その数ヶ月間、売上が一時的に落ちたり、その他の人の残業が増えたとしても自社にとって非常に
強い武器としてのシステムが実装されればリカバリーすることは可能なはずです。
また、実際に今まで多くのプロジェクトに携わってきた経験から言うと、そういったエース級の方が
現場から抜けたことで、直後は確かに混乱するのですがしばらくすると、現場で何とか業務をまわす
ように工夫をしたり、新たなリーダが誕生したケースも少なくありません。
何のための「システム導入」なのか。この視点で考えることです。
なお、どうしてもその人が抜けたら会社としては立ち行かなくなるということであれば、厳しいよう
ですが、そのような状況だとしたらまだ自社システムを導入すべきではないかもしれません。
出来る限り労力とコストをかけないことに重点を置き、カスタマイズをせず多少使い勝手が悪くても
システムパッケージによる運用についても検討してみてください。
|
|
|
|
|
Copyright (C) b-connect,Inc. All rights reserved.
|