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■パッケージか?自社の業務に合わせたシステムか? TOPへ 
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4.自社システム構築
4.自社システム構築

■特徴

 機能  自社の必要機能、業務に合わせて自由に設計、構築
 期間  要求を整理し、画面や帳票、処理パターンなどの基本部分の設計を行い、
 システム設計、開発、テスト、導入といったタスクが発生するため機能
 ボリューム、難易度によって変わります。
 
 ACCESSなどによる簡易システムであれば、実装までもっと簡略化できる
 ので要求の整理から導入まで数週間〜1ヶ月前後でしょう。

 Webや.NETなどを使った売上管理、仕入管理、発注管理、管理会計などの
 一連の基幹業務システムの場合は、短くても3ヶ月〜6ヶ月、ちょっと規模
 が大きければ10ヶ月〜12ヶ月程度かかります。
 費用  唯一住宅の場合と違うのは、住宅の場合は建売住宅を購入する場合に対し
 必ずしも設計住宅の方が高いということはありませんが、システムの場合
 は何もカスタマイズしないシステムパッケージからするとコスト的には一番
 高くなります。

 例えば、顧客管理のPCソフトが1万円で買えるとして、ACCESSなどで簡易的
 なシステムを作った場合、安くても10万円、機能要望や依頼内容によっては
 20万〜30万円かかります。

 基幹業務システムであればシステムパッケージであれば数十万〜数百万です
 が自社開発の場合は数百万〜数千万の開発費が発生します。
 要求とのずれ  自社の要件、機能に合わせるので成功するケースでは当然ずれは発生しません。
 しかし、一番考慮すべき留意点が多いのがこの自社システム構築です。
 詳細は「留意点」に記載しましたので参照ください
 拡張性  パッケージのようにベースとなるものがあるわけではなく、注文住宅同様に
 自由設計で業務に合わせた形で必要な機能を実装できるので、「拡張性」と
 いうことを考慮する必要はありません。
 ただ、自由に要望を出し過ぎるとびっくりするような価格になってしまうの
 も事実です


■留意点


 設計住宅の場合は、部屋数、何階建てにするのか、庭と駐車場はどうするのか、概観はどうする
 のかなどとにかく必要なことについての要望を整理し、それを設計事務所の人に伝え、ラフ
 イメージを作ってもらい、さらに希望を伝えと設計部分に時間をかけます。

 システムも同じです。
 出来る限り具体的に要望を整理し、伝えるようにすることが重要です。

 しかし、実際はそこまで事前に顧客側で整理をして明確に提示できるケースは少ないのも事実です。

 そのため、まず現行システムと業務を資料やヒアリングなどで把握してもらい、その後、こんな
 ことをしたいという要望を伝え、設計してもらうという流れになります。

 これは、住宅の例に当てはめてみると、まず今の家と家族構成、自分や妻や子供の行動パターン、
 仕事を把握してもらい、その上で、子供部屋と寝室とリビングで4LDKで3F建てがいいと漠然と
 した要望を伝え設計をしてもらうのと同じです。

 ただ、ここが一番の落とし穴なのですが、住宅の場合はイメージ図や部屋割りなどの設計図は
 見て直感的にわかるため、そこから具体的に、ここはこうして欲しいといった話をしていくこと
 ができます。

 しかし、

 システムの場合は、最初は文字で記載された設計書で、その後で多少画面設計書や帳票
 設計書など見てわかるものが出てきますがその画面遷移や操作性までは想像し切れない
 ため、ここで依頼する側と作る側のずれを十分に修正することが出来ないことが多い


 ことです。

 そのため、

 規模が小さいシステムについてはプロトタイプをつくり、実際に見せてもらい、その上で
 修正をしていくといったやり方が効果的


 です。
 しかし、それが数十機能、数百機能といった基幹業務支援システムとなるとやはり、ドキュメント
 ベースの設計書で進めていかざるを得ません。

 よって漠然とした要望ではなく、注文住宅を依頼する時に家族構成、ライフスタイル、部屋数、
 何階建てか、外装イメージ、駐車場の広さ、数。。などなど要望を整理し、出来る限り具体的に
 伝えるようにすることと同様に、出来る限りシステム機能に対する要望や課題について整理し、
 まとめた上で提示することが非常に重要となります。

 開発会社側が魔法使いのように意図を汲み取ってくれて、実現してくれるだろうというのは
 非常にリスキーな話
となります。

 そして、もし、

 自社内でそういった整理、検討をする要員も時間も取れないということであれば、
 パッケージを導入し、パッケージ機能に業務を合わせるといった方をお勧め


 します。
 理由としては、圧倒的にそちらの方が自社内で必要となる時間、コストが抑えられます。

 注文住宅同様、自社システムの構築には時間も負荷もかかること、しかしそれだからこそ、
 まさに「自社」ならではの仕組みになるということ


 を認識しておくことが重要です。

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